公的支援実現FAX速報   号外 1998.3.27

震災被災者への公的支援をを求める中央アピール推進連絡会

阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議 東京事務所

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阪神の被災者を見捨てる自民案

将来の被災者にも阪神と同じ苦しみを強いる

関係者が明かした法案のとんでもない中身

 「災害被災者等支援法案」など、被災者支援立法をめぐる国会の動きのなかで、自民党の態度が注目されていましたが、参議院災害特別委員会の自民党理事や元兵庫県の副知事だった芦尾長司参院議員の最近の発言から、自民案の内容が明らかになってきました。その自民案の中身を聞くと阪神の被災者を見捨てるばかりか、将来起こりうる災害でも、阪神の被災者の苦しみをそのまま味あわせようとする、ひどいものです。

盛り込まれた支援内容は、すでに実施ずみ

 自民党の理事は「自民案の支援内容は、現行の阪神支援策にあわせた」と発言しました。つまり、由民党案の「上限100万円」はすでに阪神では実施している「(高齢者)生活再建支援金」制度にあわせたものであり、「上限50万円」は「中高年自立支援金」制度にあわせたものだということです。

 また、芦尾議員は、自民党案と阪神の現行の支援には“すきま”がある。これをどうするかは、これからの課題」と発言しました。これは、仮に自民党の法律が行政措置によって阪神に適用されたとしても、「すきま」を埋める程度の対象世帯の違いにすぎません。しかも、適用自体が確定したものではなく「これからJ検討するというのですから当てにはなりません。

自民党は、よりよい法案に練り上げる姿勢がない

 自民党は自民案を基本にして、これを災害対策委員長の提案という形式でもちこもうという作戦のようです。「すでに提出されている2法案(超党派議員の提案と旧野党3党提案のこと)はおろして、自民案に乗ってほしい」とのべています。また、超党派議員提出の法案などの主張をとりいれる余地はないか、と問われたのにたいして、「(自民案の中心になった)柿沢衆院議員の話を聞くと、これ以上のものは出ない。大蔵が承知しない」と答えています。自民党は、他の法案の内容をとりいれたり自民案を修正して、よりよい法案に練り上げていこうとする姿勢がまったくうかがえません。

自民党は、審議を極力避けたがっている

 「審議すればギクシャクしてまとまらない」「もう時間がない」というのが自民党理事らの言い分です。これまでさんざん引き延ばしてきたのが自民党だったのですから、まったく無責任な発言です。なお、自民党側は「法案はできるだけ早く、できれば3月中に出したい」といい、「参議院に出すかどうかは未定だ」といっています。これは、被災者と国民を裏切るみずからの法案の内容と本質が明らかになるのをおそれた自民党が、委員会での法案審議を極力避けようとしていることを物語っています。

道理ある立場でただちに審議を

 こうした自民党の態度について、超党派議員法案の発議者である日本共産党の山下芳生議員や民友連の森岡昭次議員(いずれも参院災害対策特別委員)らは、次のような態度を表明しています。

 @会期末まで残り2ヶ月余。ただちに現在提出されでいる2法案の審議入りを求める。被災者の実態に照らした審議をおこなうためにも、もう待てない。A自民党は法案を提出するのなら、参議院に早く出すこと。B審議を通じて各案の問題点が明らかになれば、各党代表者の協議の場を設定するなど、被災者と国民の期待にこたえる法案に練り上げる努力を尽くすこと。

 公明の但馬久美理事も、「議論はよいが、自民案に乗れという提案は受け入れられない」という態度をとっています。


「被災者を踏みにじるな」の声を国会へ

 今、国会は正念場を迎えています。自民案では被災者は救われません!国会の関係議員に被災者と国民の声を届けましょう。(敬称略)

自由民主党本部 〒100-8910 千代田区永田町1-11-23 Phone:3581-6211

参院災害対策特別委員会

委員長(自民) 浦田 勝 Phone:3508-8721 Fax:3503-5882

理事(自民) 田浦 直 Phone:3508-8416 Fax:5512-2416

理事(自民) 清水 達雄 Phone:3508-6318 Fax:3503-7883

兵庫県選出参院議員(自民=元兵庫県副知事) 芦尾 長司 Phone:3508-8209 Fax:5512-2209